牛乳・ヨーグルト・チーズちくわ・ゆで卵、ハム・ソーセージ肉まん など午前中の補食朝食がしっかり食べられなかったとき、不足の栄養をプラス 「補食」は、「補う食事」という言葉通り、「3食の食事では取り切れない栄養をカバーするための食事」です。アスリートに必要な「補食」では、食事で不足するエネルギーだけでなく、糖質やたんぱく質、ミネラル、ビタミンなども含んだ食品を選びましょう。 甘いお菓子は食べてもよいか?との質問を多くいただきます。甘いお菓子やスナック菓子は糖質や脂質が多く、消化に時間がかかるため、残念ながらアスリート向きではありません。しかし、甘いお菓子などを含むおやつはエネルギー補給だけでなく、楽しみや人とのコミュニケーションの役割も果たします。完全に避けるのではなく、「心の栄養」として適量を意識し、食べるタイミングを工夫することが大切です。補食とおやつをバランスよく組み合わせ、計画的に取り入れることで、心身ともに健やかな食習慣を身につけましょう。 成長期や増量期、活動量が多い場合、朝食がしっかり食べられない場合には、午前中に朝食で不足した栄養素が含まれる補食を選びましょう。練習前の補食は、エネルギー源となる「炭水化物」が多く含まれる、おにぎり、カステラ、バナナ、フルーツゼリー、ようかんなどがおすすめです。サンドイッチ類はマヨネーズやバターが少ないものを選びましょう。練習後から夕食までの時間があくようなら、練習後の補食を取り入れましょう。内容として、消費したエネルギーを補給する「炭水化物」に加えて、トレーニングで酷使した身体をスムースに回復できるよう「たんぱく質」も合わせて摂るようにしましょう。 次の食事に影響しない量を心がけ、補食の回数や量が多い場合は、3食の食事量も見直しましょう。こちらに提示した補食もすべて食べるのではなく、自分のスケジュールに合わせてアレンジしてください。 アスリートは多くの運動量に見合ったエネルギーと栄養素を補給する必要があります。しかし、運動量が増えると1日3食だけでは十分に補うことが難しくなり、練習や試合の時間によっては食事のタイミングが限られることもあります。メインの食事に加え、状況や目的に応じた「補食」を柔軟に活用し、栄養を整えましょう。補食に適した食品例エネルギーを補給する食品おにぎり・サンドイッチカステラ・団子、ようかん、あんぱん・ゼリー飲料 など補食のタイミングと内容例朝食夕食練習後の補食エネルギーとたんぱく質を補給アスリートに必要なのは「補食」アスリートに必要なのは「補食」タイミングによって補食の内容を選ぼうタイミングによって補食の内容を選ぼうたんぱく質を補給する食品昼食練習前の補食エネルギー補給が中心水分補給も忘れずにエネルギー・ビタミンを補給する食品果物(キウイフルーツ・みかん・バナナ)100%フルーツジュース などトレーニング10Sports Life SAITAMA柔軟に整えよう!アスリートのための「補食」活用方法
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