それから、農業用水の流れる速度は、だいたい人が歩く速度と同じで、利根大堰から見沼田んぼまでは、約半日で水が届くそうです。今回、三ヵ所を見学して、水はただ自然に流れ、届けられているのではなく、過去の人たちの偉業やそれを引き継いで現在もそこで働く人たちのお陰だと知ることができました。田んぼに水が来れば、イネだけではなく、生き物がいっぱい生きられます。田んぼや用水路の作業を手伝うことも大事なことと思いました。それと、まったく知らなかった農業の水の話で、とてもむずかしかったけれど、自分の目と耳で見たり聞いたりして取材させてもらって、頂いた資料も読んで、本当に知って良かったと思うことをまとめたので、これを多くの人に伝えたいと思いました。お仕事で忙しいのにていねいな説明や、猛暑の中、屋外施設をいろいろ案内してくださった各事務所のみなさま、ありがとうございました。大きなグラフィックパネルの前で事務所屋上から「利根大堰」見学事務所屋上から「沈砂池」とその奥の「分水工」見学十六間堰（左）と八間堰（奥）ここでもゴミや藻を重機でさらっていた20
元のページ ../index.html#22