水は流れている、つながっている1
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井戸水はどこから来て、どのようにたまるのか地下水は山から流れてくると予想しましたが、山の水の元は雨でした。山に降る雨が地中にしみこみ、その水が地表に出て流れるのが川で、そのまま長い年月をかけて地中深く流れるのが「深井戸」で使う地下水、僕の家の井戸のような「浅井戸」は、身近なところに降る雨が地中にしみ込んだ浅い地下水でした。いずれの地下水も川も、最後は海に出て、海の水が蒸発して雲になり、そこから降る雨が山にしみこんで、とぐるぐる回っている。これが「水の循環」です。どの水も陸地と空の間で循環するのは同じですが、地下水は深くても浅くても、一年に数センチほどしか動かないそうです。地表を流れる川とは違い、地下水の循環はとても時間がかかり、長い年月をかけた大きな動きで、大事な水だと分かりました。地下水は、地中にしみ込んだ雨水が水を通しにくい粘土の層まで行ったら横に流れ、標高の低い方や圧力の小さい方に向かってゆっくりと流れます。そのゆっくり流れている地下水をくみ上げるのが井戸で、どの土地も掘っていくと、だいたい地下水のある層(砂れき層)にあたるそうです。地下水は水をたくさん含む層にあって、井戸の底にたまっているとかん違いするほどゆっくり流れていると理解しました。また地球上の水は、水量としては南極と北極の氷が一番多いですが、流水では地表を流れる水より地下を流れる水の方がはるかに多いそうです。●地下水は地中をゆっくり流れる●井戸水の底にいつも水があるわけ表層の土粘土層砂れき層粘土層砂れき層出展:喜多方市水道課HPよりwww.kitakata-suidou.jp<地下水のようす>雨や雪として降る地表の水地下水の流れ植物や川などから蒸発出展:喜多方市水道課ホムヘージよりwww.kitakata-suidou.jp海水から蒸発22水のようす雨浅い井⼾深い井⼾水の■■<水の循環>

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