水は流れている、つながっている2
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見沼代用水東縁沿いの道をだいたい右岸側を走ると毛長川に着きます。途中、「東京外環」辺りまでは周囲のどこかに田畑があったけれど、そこを過ぎたらまったく見なくなり、用水は都県境の毛長川に落ちていました。毛長川を渡って都内に入るとすぐ公園があって、看板に地下に見沼代用水をきれいにする浄水施設があると書いてありました。見沼代用水の一部は毛長川をくぐって都内に入り、ここできれいにして、そこに続く「見沼代親水公園」に流れていることが分かりました。見沼代親水公園はきれいな水が流れていましたが、水路と遊歩道が長々と続くだけの公園で、あまり公園のような感じがしません。でも帰り道、この公園は見沼代用水路と同じような幅でずっと続いているので、元々は見沼代用水の水路だったのだ、と気づきました。26■「見沼代用水」のさらに先を調べてみよう・東京には田んぼが全くないのに農業用水が流れているのはなぜ?・毛長川を渡ってすぐの「神領堀親水緑道」ってなんだろう?・そもそも、なんで見沼代用水が都内にも流れているの?山形里実さんが猛暑の中、自転車で見てきて、いくつか疑問点を出してくださいました。来年は足立区博物館がリニューアルされて、見沼代用水の話が聞けるというので、どなたかこの先を調べてみませんか?

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