和紙
福島県安達郡の紙漉き集落を描き、第18回芥川賞受賞
著者 | 東野辺薫(著) |
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発行 | 1946年 |
ISBN | 9784904006825 |
電子書籍 | 330円(税込) |
本書の紹介
第18回芥川賞受賞作品。
選者の横光利一に「『和紙』は整理に苦心を払った美しい作品である。手に余った滴りのないのが難点かと思われるが、上手の腕から水は洩れていない教養がうかがわれ、読後の感は刺戟を残さず無事な纏まりに好意を集めた」と評価された。
著者略歴:東野辺 薫
福島県二本松出身。本名、野辺慎一。旧制安積中学校、早稲田大学高等師範部國語漢文科卒業。
福島県立高校の教諭をしながら創作をし、1930年、戯曲集『黎明を待つ人々』を自費出版、1941年、懸賞小説当選作「国土」が『サンデー毎日』に掲載される。1944年、「和紙」で芥川賞を受賞。その後は創作から遠ざかった。(Wikipedia:東野辺 薫より)